X(旧Twitter)が、公式のMCPサーバーを公開しました。
これにより、Claude CodeのようなAIツールから、Xへの投稿や検索などを直接おこなえるようになります。「AIにポストを書かせて、そのまま投稿」みたいなことが、標準化された方法でできるわけです。この記事では、何ができて、どう設定して、そしてお金まわり(Claude Codeだけで足りるのか、X APIやGrokの課金が要るのか)を整理します。
そもそもMCPって?

MCPは Model Context Protocol の略で、AIと外部サービスをつなぐための共通規格です。
これまでサービスごとにバラバラだった「AIから操作する方法」を、統一された形でつなげられるようにするもの。今回Xが公式MCPを出したことで、Claude CodeなどのMCP対応AIから、Xを正式な方法で扱えるようになりました。
X MCPで何ができる?

公式ドキュメントによると、主にこんなことができます。
- 投稿の取得、いいね・リポスト・引用したユーザーの確認
- 全期間(フルアーカイブ)のポスト検索、ユーザー検索、ニュース検索
- 自分のタイムラインやメンションの読み取り
- ブックマークの作成・追加・削除、フォルダ管理
- 指定エリアのトレンド取得(WOEID指定)
- 記事(Articles)の下書き作成・公開
読み取りだけでなく、投稿やブックマーク操作といった「自分のアカウントとして動く」操作にも対応しているのが特徴です。
使い方(セットアップ)

接続先のURLは次のとおりです。
https://api.x.com/mcp 実際の接続には、Xが用意する xurl というブリッジを使うのが基本です。Claude Desktop や Claude Code、Cursor、VS Codeなど、MCP対応クライアントの設定ファイルに次のように書きます。
{
"mcpServers": {
"xapi": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@xdevplatform/xurl", "mcp", "https://api.x.com/mcp"],
"env": {
"CLIENT_ID": "あなたのX App の CLIENT_ID",
"CLIENT_SECRET": "あなたのX App の CLIENT_SECRET"
}
}
}
} 初回はブラウザが自動で開き、Xにログインして認証(OAuth 2.0)すると、あなたのアカウントの権限でツールが動くようになります。読み取りだけでよければ、アプリのBearerトークンを使う読み取り専用の接続方法もあります。
事前にX Developer Portalで「Xアプリ」を作成し、CLIENT_ID と CLIENT_SECRET を取得しておく必要があります。Node.js(npx)も必要です。
Claude Codeの契約だけで使える?

ここが一番気になるところだと思います。答えは、いいえ、Claude Codeの契約だけでは完結しません。
Claude Code(やClaude Desktop、Cursorなど)は、あくまで「AI側=MCPを使う側」です。一方でX MCPは、その先のXのAPIにアクセスします。そのため、次の2つが別途必要になります。
- X Developer Portalで作成した「Xアプリ」(CLIENT_ID / CLIENT_SECRET)
- X API を使うための料金(後述のとおり従量課金)
つまり「Claudeの使用料」と「X APIの使用料」は別々にかかる、と考えておくのが正解です。
料金はどれくらいかかる?

X APIは現在、サブスクではなく従量課金(使った分だけ)のクレジット制です。事前にクレジットを購入し、操作ごとに消費されます。公式の料金ページでは、おおよそ次のような単価が示されています。
- 投稿の読み取り:1件あたり $0.005
- ユーザーの読み取り:1件あたり $0.010
- 投稿の作成:1件あたり $0.015
- URL付きの投稿作成:1件あたり $0.200
- 自分のデータの読み取り(Owned Reads):1件あたり $0.001
注意したいのは、URLを含む投稿の作成は1件 $0.200 と、他より一気に高くなる点です。残高がゼロになるとAPI呼び出しはブロックされます。少額から試せますが、検索を大量に回したり投稿を量産したりすると、それなりに積み上がります。
GrokやほかのAPI課金は必要?

結論として、Grokは必要ありません。
X MCPの対応クライアントとしてGrok Buildも挙げられていますが、これは「使えるAIの選択肢のひとつ」にすぎません。Claude Codeで使うなら、Grokを契約する必要はないということです。
同様に、別のAIのAPI課金も不要です。追加で発生するのは、あくまでX API側の従量課金だけ。整理すると、「いま使っているClaude(AI側)+ X APIのクレジット(X側)」がそろえば動く、という形になります。
まとめ

Xの公式MCPによって、Claude Codeから投稿・検索・トレンド取得などが正式な方法でできるようになりました。
ポイントを整理すると、こうなります。
- できること:投稿・検索・ブックマーク・トレンド・記事公開など、幅広い操作
- 使い方:
xurlブリッジ+Xアプリの認証情報を、MCP対応クライアントに設定 - お金:Claude Codeの契約だけではNG。別途X APIの従量課金が必要
- Grokは不要。追加で要るのはX API側のクレジットだけ
AIにXの運用を任せたい人にとっては、かなり実用的な仕組みです。まずは少額のクレジットで、検索など読み取り系から試してみるのがおすすめです。


