「自分のサイト、SEO的に何が足りないんだろう」と思っても、専門ツールは高機能すぎて手が出しにくいものです。そんなときに便利なのが、Claude Code にコマンド一つでSEO機能を追加できるオープンソースのプラグイン「claude-seo」です。この記事では、SEOにくわしくない人でも雰囲気がつかめるように、何ができて、どう始めるのかをまとめます。
claude-seo とは

claude-seo は、AI開発ツールの Claude Code に「SEOの専門家チーム」を追加するようなプラグインです。MITライセンスのオープンソースで、GitHub でスター 9,000 超と人気を集めています。
普通のチャットAIにSEOを相談すると一般論しか返ってきませんが、claude-seo は実際にあなたのサイトを読みにいって、具体的な問題点と直し方を出してくれます。中身は 20 以上の専門スキルと、十数体のサブエージェント(担当別のAI)で構成されていて、/seo audit のようなコマンドを打つだけで、それらが手分けして働く仕組みになっています。
何ができるのか

代表的なコマンドと、できることを並べてみます。
/seo audit… サイト全体を一括で監査。複数のエージェントが同時に走って総合スコアを出す/seo page… 1ページ単位の詳しい分析/seo technical… クロールやインデックス、表示速度などの技術面の診断/seo content… コンテンツの質や、いわゆるE-E-A-T(専門性・信頼性など)の評価、薄いコンテンツの検出/seo schema… 構造化データ(JSON-LD)の検出・検証・生成/seo geo… AI検索(Google AI OverviewsやChatGPTなど)に向けた最適化分析
とくに便利なのが /seo audit です。「技術」「コンテンツ」「構造化データ」「サイトマップ」「表示速度」などを担当エージェントが並行でチェックし、最後に総合的なレポートと、優先度つきの改善プランを出してくれます。「まず何から直せばいいか」が見える化されるのが、初心者にはありがたいところです。
2026年のトレンドにも対応

このプラグインの面白いところは、最近のSEO事情に追いついている点です。たとえば、表示速度の新指標である INP の計測や、AIクローラー(ChatGPTのGPTBotなど)がサイトを読めるかのチェック、AIにサイトを要約させるための llms.txt への対応などが入っています。
検索が「青いリンクをクリックする」時代から「AIが答えをまとめてくれる」時代に移りつつある中で、AI検索に拾われやすくするための GEO(Generative Engine Optimization)という観点まで見てくれるのは心強いです。
始め方

導入はとても簡単で、Claude Code のターミナルで次の2行を打つだけです。
/plugin marketplace add AgriciDaniel/claude-seo
/plugin install claude-seo@agricidaniel-claude-seo 1行目で配布元を登録し、2行目で本体をインストールします。あとは /reload-plugins で読み込めば、/seo audit https://example.com のように自分のサイトのURLを渡して使えます。
より深い分析をしたい場合は、Search Console や PageSpeed Insights などの外部データ(MCP連携)を後から足すこともできますが、最初はなしでも十分に試せます。
使うときの注意点

便利な一方で、いくつか前提があります。
- 動作には Python が必要で、画面のスクリーンショット分析などの一部機能は Python 3.10 以上が前提
- 外部データ連携(Ahrefsなど)は、それぞれのサービスのアカウントとAPIキーが必要
- 大きなサイトを丸ごと監査すると、処理時間やAPIコストがそれなりにかかる
また、出てきた提案をそのまま全部受け入れるのではなく、自分のサイトに合うかを確認しながら取り入れるのがおすすめです。診断はあくまで出発点で、最後に判断するのは自分、という距離感がちょうどよいと感じています。
まとめ

claude-seo は、「SEOは大事だと分かっているけれど、何から手をつければいいか分からない」という人にこそ向いたプラグインです。コマンド一つで自分のサイトの弱点が見える化され、優先順位までついて返ってくる。専門ツールを契約する前の最初の一歩として、気軽に試してみる価値は十分にあります。


